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UNDERCOVER 僕らはUNDERCOVERの虜になるに違いない
2021.11.3
はじめに
こんにちは!群馬県のベクトル高崎駅前店です!
今回、数あるデザイナーズブランドの中でも、地元群馬県出身のデザイナー高橋盾さんのブランド「UNDERCOVER」の歴史を辿って紹介していきます。
UNDERCOVERのデザイナーは「高橋盾」である。
1969年9月21日群馬県桐生市生まれ。
愛称は「SEX PISTOLS」のボーカル、ジョニー・ロットンに似ていることからジョニオと言われています。
UNDERCOVERの始まり
1989年に文化服装学院に入学、在学時に同級生の一ノ瀬弘法氏(ヴァンダライズのデザイナー)と「UNDERCOVER」を立ち上げました。
ブランド名には秘密めいた雰囲気を漂わせたいという思いがあり「UNDERCOVER」という造語を採用したそうです。
アンダーカバーの洋服を制作する際の哲学は、「服ではなく、ノイズをつくる」
また「見たことがあるようで、誰も見たことのない服を創りたい」という定義に基づいて制作されています。
「美」と「醜」をミックスさせたようなクリエイション、斬新な手法でストリートとモードをミックスしたことでそれに共感した若者を中心に、
カルト的な人気を誇りました。
1997年には、東京の裏原系ブランドの代表格として知られるようになります。
Number(n)ine、A BATHING APE、BOUNTY HUNTERと並んで 商品の入荷日に行列ができるのが恒例行事でした。
ちなみに 当時、裏原宿系ブランドが好きな男子にとっては「smart」「ストリートジャック」が筆頭雑誌でした。
A BATHING APEのNIGOとセレクトショップ「NOWHERE」を立ち上げる。
1993年、5坪ほどの小さなセレクトショップ「ノーウェア(NOWHERE)」を明治通り沿いの一本裏にオープンさせます。
二人の会談でOPENしたNOWHEREについてビジネスをするつもりでお店を開いたわけではなく、遊び感覚で
自分たちが良いと思うモノを紹介して売る。当時の二人には、メディアを利用して売っていくという狙いはなかったと語っています。
ちなみにNOWHEREの名前は二人が愛するビートルズのNowhere Man (ノーウェアマン)の歌に由来し、店名に使用されました。
川久保玲による助言からパリコレクションにデビュー
2002年(2003SS)パリコレデビューのコレクションのテーマは「SCAB」
SCABとはどういう意味なのか、ご存知でしょうか?
SCABとは傷口にできるかさぶたという意味だそうです。
様々な形をした小さな布を赤や黄色の糸で荒々しく縫い合わせて、まるで傷口を覆うかさぶたのように。
一枚一枚手作業でパッチワークされた生地で表現しています。
カルト的な人気のあるコレクションのひとつです。
UNDERCOVER年表
1994年「有限会社アンダーカバー」を設立。
2000年「株式会社アンダーカバー」に改組
2003年 レディースをアンダーカバー「UNDER COVER」、メンズを「UNDERCOVERISM」と分類。
2010年 ナイキラボとのコラボレーションライン「GYAKUSOU」をスタート。
2012年 ユニクロとのコラボレーション「UU」がスタート。
2013年 ブランド初のセカンドラインとして、レディースの「SueUNDERCOVER(スーアンダーカバー)」とメンズの「JohnUNDERCOVER(ジョンアンダーカバー)」を同時スタート。
2016年 「Supreme」とコラボレーション
2019年 「ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」とコラボレーション
2019-20秋冬 「VALENTINO」とコラボレーション
・UNDERCOVER名作アイテム紹介
「85デニム」
当時の定価が85.000円だったことに由来する本作は、至る箇所にリペア・クラッシュ加工されており、かなりの高額でリリースされましたが、現在でも海外セレブやアーティストの方が着用されており常に衰えない。
16年近くたった今でも継続して高額で売買されている至高の名作です。
「68デニム」
当時の定価が68,000円だったことに由来する本作は、タイトなシルエットにダメージやリペア跡を加えたハードなビジュアルが特徴の名作。
「01AW D.A.V.F.期宝飾武装義勇軍ワッペンスタジャン」
D.A.V.F.期の中でも、特に人気のある袖ワッペンスタジャン。パンクスタイルとスポーツテイストのアイテムを融合させたアンダーカバーならではの逸品。
・UNDERCOVER 年代別コレクション
1994AW「NO TITLE」
1995SS「NO TITLE」
1995AW「SPEED/LAST SHOW」
1996SS 「UNDER THE COVER」
1996AW「WIRE」
1997SS「NO TITLE」
1997AW 「LEAF」
1998SS「DRAPE」
1998AW「EXCHANGE」
1999SS「RELIEF」
1999AW「AMBIVALENCE)」
2000SS「TEASTER」
2000AW「MELTING POT」オススメ
2001SS「INTER LOCKING PANELS」
2001AW「D.A.V.F.」(名作 宝飾武装義勇軍ワッペンスタジャン)
2002SS「THE ILLUSION HAZE」
2002AW「WITCH’S CELL DIVISION」
2003SS「SCAB」
2003AW「PAPERDOLL」
2004SS「LANGUILD」
2004AW 「BUT BEAUTIFUL…」(名作 68デニム)
2005SS 「BUT BEAUTIFUL Ⅱ」
2005AW 「ARTS&CRAFTS」(名作 85デニム)
2006SS 「T」
2006AW 「GURUGURU」
2007SS「PURPLE」
2007AW「無題」
2008SS「SUMMER MADNESS」
2008AW 「UNREALREALCLOTHES」
2009SSレディス「GRACE」
2009SSメンズ「NEO BOY」「POPTONES」
2009AW「EARMUFF MANIAC」
2010SS「LESS BUT BETTER」
2010AW「AVAKARETA LIFE」
2011SS「UNDERMAN」
2011AW「MIRROR」
2012SS「OPENSTRINGS」
2012AW「PSYCHO COLOR」
2013SS「NO TITLE」
2013AW「ANATOMICOUTURE」
2014SS「GODOG」
2014AW「COLD BLOOD」
2015SS レディース「PRETTY HATE BRID」
2015SSメンズ「ADVENTURE」
2015AWレディース「HURT」
2015AWメンズ「NO (B)ORDERS」
2016SSレディース「EVIL CLOWN」
2016SSメンズ「THE GREATEST」
2016AWレディース「PERFECT DAY」
2016SSメンズ「Instant Calm」
2017SSレディース「PORTRAIT IN JAZZ」
2017SSメンズ「IMPROVISATION CONCEPTS」
2017AWレディース「BUT BEAUTIFUL III UTOPIE」
2017AWメンズ「BRAIN WASHED GENERATION」
2018SSレディース「JANUS -THE TWO FACED GOD」
2018SSメンズ「Spiritual Noise」
2018AWレディース「WE ARE INFINITE」
2018AWメンズ「ORDER-DISORDER」
2019SSレディース「THE SEVENTH SENSE」
2019SSメンズ「THE NEW WARRIORS」
2019AWレディース「SUSPIRIUM」
2019AWメンズ「DROOGS」
2020SSレディース「無題」
2020SSメンズ「I HOLD A BEAST, AN ANGEL, AND A MADMAN IN ME」
2020AWレディース「MONONOKE」
2020AWメンズ「FALLEN MAN」
2021SSレディース「The SIXTH SENSE」
2021SSメンズ「無題」
最後に
いかかがでしたでしょうか?アンダーカバーの歴史を振り返って「優雅、狂気、混沌、パンク精神、違和感、ユーモア」さまざまな異なる要素を
カオスティックに落とし込んだ一言では語れないブランドだと思います。本人いわく「定番という言葉が嫌い」というだけあって
独創的な世界観をつくりだしているから魅了されるのではないでしょうか?
不安定な世界観に引き込まれ、誰しもが彼の服を見て、着ることはできる。そうして僕らはアンダーカバーの虜になるに違いない…。
ベクトルではUNDERCOVERを高価買取中です!!
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
最後にお知らせです!!
ベクトルではUNDERCOVERを高価買取中です!
今回紹介した「85デニム」「68デニム」「01AW D.A.V.F.期宝飾武装義勇軍ワッペンスタジャン」はもちろん、
ここに載っていないアイテムも大募集しております。
使ってないアイテムがございましたら、ぜひ一度査定にお持ちください!
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